まぼろし(love forever, live forever) [非労働日]
<a href="http://www.nicovideo.jp/watch/sm27393273">【ニコニコ動画】まぼろし(love forever, live forever)</a>
作者は作品に対してあまりああだこうだと言うべきではないと思うけれど、この曲に関しては若干の説明が必要だと思うので、以下補足
・この曲を作ったのは2001年2月、20歳の時
・当時、「間違い探し」というろくでもない曲を作っていたんだけど、作詞に行き詰って、ちょっと気分転換したほうがいいかもと思い、息抜きのために作ってみた小曲だった
・息抜きってことで、試しに「将来がこんな感じになったらいいだろうなあ」と漠然と考えてたことをぱぱーっと言語化して歌詞にしてみたんだけれど、「いやいやこんなことはありえんわ、ないわ」というのが率直な感想だったので、タイトルも適当でいいや、「まぼろし」とかでいいやと思って、「まぼろし」になった
・なので、当時の自分にとっては夢物語以上の意味はない曲だったし、自分の曲なのに感情移入も全くできなかったけど、それでいいやってことでこの曲はいったん終了した
(・ちなみに歌声も演奏も当時のもの)
・数年後、ムクと暮らすようになり、間もなく同居人に揃って追い出され、ムクと僕は一蓮托生になり、やがて完全な家族になった
(・幼少期からずっといろいろとややこしかった僕にとって、ムクは初めて「家族」と思える存在だった)
・さらに数年後、ムクと二人暮らしをしているとき、所用のためこの曲をICレコーダーで録音していたら、ムクが邪魔をしてきた
・全くもうと思いながらその録音を聞いてみると、絶妙なタイミングで鳴き声が入っていて、以来、この曲はその鳴き声ありきの曲になり、気付けば自分にとってとっても大切な曲、「ムクと僕の曲」になっていた
・同時期、歌詞に「まぼろし」以上の意味と願いを込めたいと思うようになり、英語の副題を付けた
・赤面ものの副題だけど、他に適当な言葉が全く見つからなかった
・その後、いろいろなことがありながらもムクとの暮らしは続き、ムクはずっとずっと大切な家族だった
・ムクと暮らし始めたとき、「絶対にムクの最期を見届ける」と決めていた
・2012年6月21日、ムクは僕の目の前で静かに息を引き取った
・それから三年余りが経過し、先日、PCで曲を少し修正した
・そこに改めてムクの鳴き声を重ね、ムクの写真と歌詞を重ねて動画にした
以上
~つきなみだ(仮称)さんへ~
まず、コメントに対する返事ができないままになってしまっていて本当にすみません・・・。
時間と精神的余裕ができたときにじっくりゆっくり書こうと思っていたのですが、どっちもあんまりできなくて、結局返事ができないまま、なんとまあ、9ヶ月が経ってしまっていました・・・。本当にすみません・・・。
(てか9ヶ月て・・・。さっき日付確認してびっくらこいた・・・。 )
本はまだ入手できていませんが、数年以内には必ず読むつもりでおります。
そして祝福コメント、本当にありがとうございました!
結婚だとか息子だとか、35歳になったというのに正直いまだに変な感じがするというのが本音ですが、でも息子はすくすくと成長していて、息子と過ごす時間も非常に楽しくて、それはとてもとても素敵なことだと思っています。
で、この曲に関する話なんですが、大昔、この曲を「ギターポップ」と言ってくださったことや、ムクがにゃおにゃお言ってるのが最高だといってコラボしてくださったこと、 あの頃のつきなみだ(仮称)さんの言葉やつきなみだ(仮称)さんとのやりとりが、自分の中で今でも特別なものになっています。
自分で自分の曲がどうなのかっていうのは、正直どれだけ時間が経ってもわからない部分が大きいので、あの頃のあれらの出来事がなかったら、この曲は自分以外の人にとっては大したものじゃないんだなと判断して、埋もれたまんま、表には出さないままで終わりにしていたと思います。
(もちろん、「ムクと僕の曲」であることには変わりはないので、こういう形で動画にするまではやったかもしれないですが。)
が、 あの頃のあれらの出来事があったから、また改めて曲をいぢいぢしてみたり、こうしてブログに晒したりしてみようという気持ちになれました。
文章のまとめ方がうまく見つからないんですけど、とにかく、つきなみだ(仮称)さんには本当に本当に感謝しています。
コメントも、あの頃のあれこれも、本当に本当にありがとうございました。
よかったら聴いてみてくださいね。