感情と感傷と観光と感動をぶち殺す際の戯れ [通院日]
おぞましい
なんておぞましい
過去を繰り返す
あなたはまるで死んだ蝉の様
一ヶ月くらい生き延びたやつ
そんな感じ
9杯目を飲みながらタイピングする自分はいまだにキーボードを見つめていて
手に入れることのできなかったあれやこれやに思いを馳せていて
気色悪い
気色わりいやつ
予約した旅行先のクチコミをチェックしながらニヤニヤしてる
誰一人殺さなかった自分はとても偉いとか勘違いしながら
頭の中には常に昔のメロディー
2年くらい前のやつ
綺麗過ぎてかたちにするのが怖いというのはもちろん嘘で
余裕が無い
というのももちろん嘘で
余裕を持つ余裕が無い
どうですかここまで清々しいばかりの眩暈に塗れた言い訳は
大したことは無い
だって自分にはもう39歳になる前後の記録を残す余力すら残っちゃいない
うるうるしながらジョアン・ジルベルトの動画を観て
この人ですら亡くなってしまったのだと
嘘みたい
いつも思うけど、全ての出来事が嘘みたい
ナンバーガール再結成とか
そしてライジング・サンの初日が中止とか
僕は小説の世界の中で旅に出る
3頁ほどの長い長い距離を
到達点だけを見据えながら
65歳まで生きていられるだろうかとか
つまらない出来事やあれこれをいかにつまるように見せるかというのも暇つぶしの一つで
そもそも書くことなんか無い
酒とおクスリ以外のことなんて
旅には出られない身体だから
知らない振りでごまかそうとしても捕まっちゃうから
せいぜい鳴門の渦潮を見るくらい
なんだかもう疲れたよ
いつまで経ってもムクの遺骨を埋められない
庭はあるのに
シンボリックツリーもあるのに
埋めたら何もかもがなくなってしまう
そんな自分勝手な自己憐憫にもう疲れた
会いたい
心の底から会いたい
いつも思ってる
招待して欲しい
オアシスがセカンドで奏でてしまったその先まで
君が幼い頃遊んだ場所まで
夜通し話したい
どんな風に君が僕を救ってくれたか
いったいどうしてしまったのだろう
いったいどうしてしまったのだろう
いったいどうしてしまったのだろう
いったいどうしてしまったのだろう
いったいどうしてしまったのだろう
いったいどうしてしまったのだろう
いったいどうしてしまったのだろう
いったいどうしてしまったのだろう
いったいどうしてしまったのだろう
いったいどうしてしまったのだろう
君と僕とは
垣根を超えた君と僕とは
いったいどうしてしまったのだろう
いったいどうしてしまったのだろう
どうかラリパッパの先の戯言を許して欲しい
あるいは、その心の純粋さを
嘘ばっかだけど
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