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まだ4月だけど「5月(仮)」っていう曲 [通院日]

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May by Paul_Starr



きっかけは何も無いけれど

世界が二つ見えるようになったから

今なら どんなに遠い場所にも躊躇なく行けるから

もう 何にも怯えない



そんなことを呟くようになったあなたを

あたしは笑顔で見つめてる



あなたの最期を見届ける覚悟もできた

だから その日が来たら 全て話して

あなたの身体が冷たくなってゆくとき

あたしは その肌に触れていたい



そんなことを冷静に呟けるようになったあなたを

置いていってしまうことを考えると

やっぱりどこにも行けなくなってしまう



だって あの子は

今 本当に幸せだって言って

本当に心の底から幸せそうな顔をしていて

素敵な笑顔で見つめてくれる















このブログをかなり前から読んでくださってる方は知っておられるかもしれんですけれども、うちの嫁はその昔、何度かイケナイ行動に走ってその度救急車で病院に運ばれてしまうほど精神に異常をきたしておりまして、んでその過程の中でベンゾジアゼピン中毒になってしまいまして、そしてその結果某病院の閉鎖病棟にほぼ強制的に入院させられまして、んで凄まじい離脱症状と格闘した結果、なんとか身体からベンゾジアゼピンを完全に追い出すことに成功して、入院から約一ヵ月後に無事退院しまして、んでその直後から療養も兼ねて僕んちに住むようになりまして、そして入院と療養の結果、ようやく精神の異常からほぼ完全に解放されて、めでたしめでたし、ヤク中のときには全く想像もできなかったほどにまともになったんですけれども、そのまともになった嫁(当時はまだ嫁じゃないけど)が僕への感謝の気持ちやらと一緒に言ってくれた言葉やら何やらをもとに、その言葉やら何やらに対するお礼の意味も兼ねて3年前の5月に書いたらしいのが↑の歌詞でございやす



自分で書いたくせに「書いたらしい」っていうのは、おクスリがガンガンに効いてるときに書いたみたいだから書いたことをほとんど覚えてないのです(最悪)



(一人称二人称三人称がグルグルしてるのはそのせいっていうのも大きいと思われます)



で、わたくし、こんな、対象を特定したある種ののろけのような歌詞(?)なぞほとんど書いたことがなかったものですから、はいこれはこれでお終いお蔵入りさよなら~ってことにしてたんですけれども、それから9ヵ月後、2年前の2月に結婚することになりまして、そしてその3ヵ月後の5月に結婚式・披露宴をやることになりまして、んでその余興をやってくれる人がいない、でもやっぱり披露宴には余興が欲しい、どうしたもんじゃろう、じゃあ自分でやるしかないか、さて何やろう、それぞれの曲にはそれぞれの背景があって実際に作った人にしか分からない部分っていうのが確実にあるもので、人の曲を人前で演奏するっていうことはそういう背景やら分からないことやらと真正面から対峙しなきゃいけないっていうことでもあると自分は考えてるタイプなもんだから基本的に人の曲はやりたくないんだよなあ、じゃあやっぱオリジナルだよなあ、どうしようかなあ、あ、そうだ、あの歌詞があった、結婚式・披露宴なんだから多少ののろけくらいあった方が自然だよなあ、そうかそうかあれをギター一本で弾き語れるような曲にして歌えばいいんだ、じゃあとりあえずしゃばだばだ~っと作ってみよう、そんな感じでコード進行とメロを確定させましたとです



で、作った当初は、あんまり高い音なしで楽に歌えるようにと思ってキーをCにしておったんですけれども、改めて誰か余興を、せめて自分と一緒でもいいからやってくれる人はおらんじゃろうかと思って、ダメもとで某詩人さんにお願いしてみたところ、「ポールさんと並んで弾き語るっていうかたちならやってもいいですよー」というありがたいお返事をいただきましたので、で、某詩人さんはキーが高い方が歌いやすいとのことだったので、じゃあとりあえずということで、キーをEにして2度高くして、ギターもカポありとカポなしの2本にして、某詩人さんに「こんな曲ですけどどうですかー?悪くないですかー?いけそうですかー?」ということをお伺いするために適当にぱぱーっと録音したものが、↑の音源(のピッチ補正とかかけてないやつ)と、まあそういう感じなわけでございます



(ちなみに、それを逆回転させたりして遊んだのがここにアップしてる「reverse_5月」っていうやつです)



さて、某詩人さんが余興を引き受けてくださることになった、曲も悪くないと言ってくださってる、よっしゃこれで余興問題は解決だよヒャホウとなったわけですが、ものごとはそう上手くはいかないものでございまして、そういや披露宴である種の嫁へのメッセージとして演奏するわけだから嫁の了解もとっておかなきゃねと思って、「余興でこんな曲やろうと思ってるんだけどいい?」っていって嫁に歌詞書いた紙を見せながら聴かせたところ、嫁の表情がみるみる曇っていかれまして、仕舞いには怒りながら泣き出してしまいまして、いわく、



「こんな生き死にが入った曲、嫌だ!(怒泣)」






歌詞書いた紙を投げ捨てられました






うそん






その後、某詩人さんとも結婚式直前まで音信普通になり、この曲は完全にお蔵入りしましたとさ






ちゃんちゃん






ちなみに、余興は、新しく一曲作る気力も時間的余裕もなかったので、人の曲はやるまいとあれだけ思ってたくせに、結局、急遽ギターでお手伝いしてくれることになった友人と並んで、エルトン・ジョンの「your song(僕の歌は君の歌)」の弾き語りをやりまひた(ベタベタ)












・・・とまあ、ここまでは前置き






そういうわけでお蔵入りした「5月(仮)」なわけでありますが、歌詞の面でも音楽的な面でも、自分ではこういうタイプの曲を作ったことがなかったので、良い曲なのか大したことない曲なのかようわからんけどでもとにかくいつかかたちにしたいなあという思いは消えなかったわけです



で、まあ、結婚式から約2週間後、わたくしは、予定通り、某病院の地下にある、嫁が入院してた某病院の閉鎖病棟よりもはるかに環境の酷い精神病棟に入院したわけですが、その入院生活の最中、余興を手伝ってくださった友人がお見舞いに来てくださいまして、んで、前々から僕の方から一方的なメルティ・ラヴな気持ちを伝えてはいたんですが、その気持ちがようやく実りまして、その友人と、ユニットというか、とにかく一緒に音楽をやりましょうということと相成ったわけであります



ということで、その友人はユニットの相方となったわけですが、相方さんはそもそも音楽制作を生業としている方でして、編曲とかリミックスとか音作りとか、とにかくDTMに関しては相当のプロフェッショナルなので、じゃあ、僕が何かしら素材を作ってメールで送ってそれを相方さんがいじり倒してまたメールで送り返して、そういうキャッチボールを繰り返して曲をかたちにしていく、そういう現代的(?)なユニットということで、お互いよろしくお願いいたしますと、そういう流れになりまして、で、ちまちまキャッチボールをしてはおるのですが、どうも僕の作ったものは、良くも悪くもデモの時点でかなり「固まってる」から、非常に編曲しづらいんだそうで



これは絶好のチャンスだとばかりに「5月(仮)」の歌声も素材として送ったんですけど、「弾き語りの曲としてできてしまっている」と感じてしまうらしくて、2分足らずのところまではめちゃくちゃ時間かけて編曲してくださったみたいなんですけど、そこから先はどうしても進められそうにないんだと



2分足らずのところまでのやつが、個人的にものすごく好きな感じに仕上がっているので、あとは延長線な感じでやっつけな感じで作ってくれればいいとお願いしたんですけど、どれだけ時間費やしてもやっつけもできないんだと



ちなみに、その2分足らずのものが送られてきたのも昨年の5月



それから約1年



今年ももうすぐ5月、前回アップした小曲で少し音楽に対する気合が入ったから、アマチュア宅録活動再開の第一歩として、まずは「5月(仮)」を自分なりにかたちにしてみようと



ということで、とりあえず某詩人さんに聴かせるために適当に録音した歌声にピッチ補正をかけて、同じく適当に弾いたギターと合わせて、さらにmixをいぢいぢしたりしたものが、↑でございやす



全然満足いかない



歌声録り直せばもうちょい納得いく感じになったかもしれないんですけど、前述したとおりキーを上げちゃったからいざ録り直すとなったらかなりの大声出さなきゃいかんわけで、それも集合住宅じゃあなかなかねえ



で、そこら辺をごまかすために何時間も何時間もかけてmixとかこねくり回したせいで逆に変な雑音とか入ってまったり



コンプとか、こういう風にかけたいんだっていうのは結構はっきりしてるんだけど、スレッショルドやらレシオやら、なにをどうすれば思った通りになるのか全然わけわかめですよ



で、変にEQいぢっていぢりすぎて後悔したり



素人にはちゃんとしたmixは難しいっす



ちなみに、相方さんが作ってくれた2分足らずのやつは






↑こんなの↑



編曲が別ものとはいえ、同じ歌声使ってるはずなのに、なんですかこの差は・・・



これがアマチュアとプロの差か・・・



と、思い知らされたのでした



















ちゃんちゃん























































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